1. 全国における規制緩和
① 農林漁家が民宿を行う場合の旅館業法上の面積要件の撤廃(H.15)
簡易宿所の民宿を開業する場
合、33㎡以上の客室面積が必要
33㎡に満たない客室面積でも、
簡易宿所営業の許可を得ること が可能
② 農家民宿が行う送迎輸送を道路運送法の許可対象外として明確化(H.15)
宿泊者に対する送迎が「白タ
ク営業」にあたるのでは?
宿泊サービスの一環として行う
送迎輸送は原則として許可対象 外であり、道路運送法上の問題 はない。
③ 農家民宿が行う農業体験サービスを旅行業法の対象外として明確化(H.15)
農家民宿が行う体験ツアーの
販売・広告は、旅行業法に抵触 するのでは?
農家民宿が自ら提供する運
送・宿泊サービスに農業体験を付 加して販売・広告することは、旅 行業法に抵触しない。
④ 農家民宿における消防法の消防用設備等の設置基準の柔軟な対応(H.16)
農家民宿も通常の民宿と同じ
消防用設備等の設置を義務付け
地元の消防長又は消防署長の
判断により、誘導灯等を設置しな いことが可能
⑤ 農家民宿に関する建築基準法上の取扱いの明確化(H.17)
農家が囲炉裏や茅葺き屋根の
ある自らの住宅を民宿として利用 する場合でも、火災時の延焼を防 ぐ内装を義務付け
小規模で避難上支障がなけれ
ば、新たな内装制限は適用しな いことを明確化
⑥ 農地法施行規則に農業生産法人の業務に民宿経営等を追加(H.17)
民宿経営は農業生産法人の
行う農業関連事業の範囲外
農業生産法人の行う事業に農
作業体験施設の設置・運営や民 宿経営を追加
⑦ 余暇法の農林漁業体験民宿業者の登録の対象範囲の拡大(H.17)
登録の対象である農林漁業体
験民宿業者の範囲を農林漁業者 又はその組織する団体に限定
登録対象を「農林漁業者又は
その組織する団体」以外の者が 運営するものにも拡大
2. 構造改革特区における規制緩和
○ 農家民宿等による濁酒の製造事業の特区(どぶろく特区)(H.15~)
製造量が6klに達しない場合、
雑酒(濁酒)の製造免許を受ける ことができない。
農家民宿等を営む農業者が、
自ら生産した米を原料として濁酒 を製造する場合、最低製造数量 (6Kl)を適用しない。
3. 都道府県段階における規制緩和
○ 農家民宿に関する食品衛生法上の取扱いに関する条例改正等
を要請(H17) <厚生省、農水省 → 都道府県等へ要請通知>
農家民宿において飲食物を
提供する場合には、飲食店営 業の許可が必要であるが、その 際、都道府県等が条例で定め る通常の飲食店営業と同じ許 可基準を適用
(営業専用の調理施設必要等)
既存の家屋で農家民宿を行う
場合には、一回に提供する食事 数や講習会の受講等により施設 基準の緩和が可能であることか ら、都道府県等に対し条例の改 正の検討や弾力的な運用につい て要請
(家族兼用の調理場を認める等)
農家民宿関係の規制緩和
グリーン・ツーリズムの推進
○農林漁家民宿数
区 分 全 国 数 値
3
,
1
9
6
軒
農林漁家民宿数
(1)+(2) 3,124軒
2
,
0
0
6
軒
農家民宿数
( 年 :1 ,4 92 軒)
(1) 2005
1
,
1
9
0
軒
漁家民宿数
( 年 :1 ,6 32 軒)
(2) 2013
資料:農家民宿数は、2010年農林業センサス(概数値)農林業 経営体調査。漁家民宿数(農業との兼業除く)は、2013 年漁業センサス海面漁業調査。
○
農林漁業者が開設した農林漁家民宿の新規登録件数
農林水産省農村振興局調べ
108 180 270 402 493 304 597 573 458 534 32 19 24 32 14 53 9 8 5 11 0 100 200 300 400 500 600 700
H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24
規制緩和を活用 規制緩和の活用なし
H15以降、規制緩
和を活用した農林 漁家民宿が増加